定価:3,410 円(本体:3,100円+税)
ISBN:978-4-88384-409-8
サイズ:上製A5
ページ数:376ページ
2001年 東京大学法学部卒業
2003年 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了
2006年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学
(博士(法学))
2007年 上智大学法学部講師
2009年 上智大学法学部准教授
2016年 東京大学大学院法学政治学研究科准教授
2018年 東京大学大学院法学政治学研究科教授
憲法
担当授業科目憲法関連科目
所属学会日本公法学会,全国憲法研究会,日仏法学会
判例評釈
『憲法判例百選I・II 第8版〔No.273・274〕』(2025年9月)有斐閣
他,書評・寄稿等多数
※より詳しいプロフィール(論文・判例評釈・講演等)は下記リンクからご参照ください
『憲法 第9版』
長谷部恭男 著
私にとって,本書は初めて出会ったテキストではありませんでした.しかし,憲法を学んでいれば,本書はどこかで必ず出会うことになると言っても過言ではないでしょう.
レポートで,試験で,「このテーマについてよく知りたいけれど,普段使っている教科書は記述が手薄でよくわからないな…」と思ったとき,本書を開くと,そのテーマについて歴史や思想に根ざしたあざやかな記述を見つけることができた経験があるのは,私だけではないはずです.
著者の深い識見に支えられた丁寧な記述に触れ,また参考文献・そして数多くの著者の書籍を併せて読むことで,憲法学の世界の広がりを感じることができます.
ベストセラーにして,色褪せることのない名著の,4年ぶりのアップデートです.
…併せて読んでほしい本:『憲法』小島慎司 著(新世社,2026)
『基本講義 憲法 第2版』
市川正人 著
ライブラリ法学基本講義の見やすい2色刷り・図解は,本書の特徴である徹底した論点の整理と共鳴し,よい相乗効果を生み出しています.
個人的には,Obsidian(あるいは系統図)による整理に向いている教科書のひとつなのではないかなと思っています.
また,著者の主な研究テーマに関連する第14章「裁判所」・第15章「違憲審査制」では,その詳細な記述に圧倒されます.
「憲法を裁判を通じて活かす」(初版はしがき)という著者の熱意は,本書の隅々にまでゆきとどいているように感じます.この1冊で理解の型を作りましょう.
新世社HPで閲読できる「補遺」(2026年3月)で最新の判例にも対応.
…併せて読んでほしい本:『現代の裁判 第9版』市川正人 著(有斐閣,2026)
私は本書を初めて見たとき,「学部初年度にこれがあれば!」と惜しく思ったものですが,それほどまでにこの本は(忖度なしに!)初めての1冊に向いています.
2色刷りの美しさと豊富な図表はもちろん,豊富な史料(これを自前で用意するのはかなり大変な作業です),わかりやすさ・勘所を押さえた論点・学問の奥深さ,という三拍子が揃っている使い勝手の良いテキストです.
法学部に入る前・入った後にさらりと通読し全体像を把握するのも有意義ですし,法学を専攻しない方のエントリーの1冊としてもおすすめです.
…これを読む前に読んでほしい本
『学びの基礎を身につける 法学部生入門ハンドブック』玉井裕貴 著(ミネルヴァ書房,2025)
『法学学習Q&A』横田明美・小谷昌子・堀田周吾 著(有斐閣,2019)
『憲法』
柳瀬昇 著
最初に本書を手に取ったとき,まず驚いたのは「統治」分野の分量の多さです.主に民主主義と統治制度を研究する著者による本書は,他の憲法書が手薄になりがちな統治分野について,本書第3部「統治機構論」はなんと170ページ以上の記述があるのです(ほかの教科書では通常「総論」等に分類されることの多い「天皇」「平和主義」もこの第3部に入っていることに留意).
独自の図表による整理が学習を後押しし,統治分野だけでなく人権分野についても,理解の一助となることは間違いありません.
…併せて読んでほしい本:『新・法律学の基礎技法Ⅰ 基礎・理論編』川﨑政司 著(弘文堂,2025)