行政法の新しい学び方を提供する画期的教科書
【本書のベネフィット】
なぜ民法はそこそこ得意なのに
行政法の論証がボロボロで苦手な学生が後を絶たないのか。新時代の行政法のスタンダードブック。これ一冊で十分というぐらい素晴らしい本だと思う。自分はあまり他人の書評を信じないが、これはホントに凄い。辞書的なほど記述内容が充実しているにも関わらず無駄がない。
戦後の行政法総論の最大のものである藤田総論上下巻が計812頁(索引等含む)なので、やはり864頁の総論体系書は偉業の域であろう。学生向けの相当抑えた価格で販売することにした新世社もさぞ難しい判断だっただろう。
法学セミナー(2024年4月号)にて書評が掲載されました。
(評者:曽和俊文先生(関西学院大学名誉教授))
刊行以来、X(Twitter)上にて、
本書を手に取られた幅広い読者からの
声が数多く寄せられています!!
法学部や法科大学院向け行政法総論の教科書。
予備試験・司法試験問題と解説との対応も明記。
本書で演習に必要な基礎知識および実践的知識と(《要件→効果》の構造で分析する)分析手法を学んだ上で問題演習を行う。
第一次的な視点(事前の視点)と第二次的な視点(事後の視点)をはっきり区別できるようになるため、効果的に問題演習を行うことができる。
●第1部「基礎編:行政法を知る」
個別法の条文を自力で読み解くための基礎知識を得る。
-行政活動を法的に理解するための基礎概念や基本的な制度・手法に関する知識を習得。
●第2部「実践編:行政法を使う」
演習に必要な実践的知識と思考法を体系的に学ぶ。
-行政活動の違法事由の発見・検討に関する方法。具体的事例において行政活動をめぐって生じる紛争を解決するための解釈論的知識の修得。行政活動の法的限界や違法性の検討にどう使うかをマスターする。
●第3部「基礎編補論:行政法の知識を拡げる」
知っていると行政法の理解が深まる知識を得る。
-体系上は基礎知識に属すが、制度自体がかなり込み入っていたり論点が多岐に分かれていたりして第1部では取り扱わなかった内容に触れる。